先日の現代朗読一日講座(http://www.roudoku.org/ws/ws_1day.html)の参加者に、茨城からお越しの方がおられた。
一日講座や体験ワークショップにはけっこう遠方から来られる方が多い。これまでにも名古屋、三重、岐阜、滋賀、静岡、石川、富山、新潟といった中部地方を中心に、関西、四国、そして東北、北海道からの方も来られている。茨城がとくに遠いというわけでもない。
こういった方はほとんどがネットを検索し、現代朗読協会のホームページを読み、ときには私のBLOGやYouTube映像をご覧になって、申しこんで来られるのだ。
なにしろ遠方からのお越しである。参加費のほかに交通費や、場合によっては宿泊費も必要になるだろう。それだけの時間と費用をかけてわざわざお越しになるのだから、それなりの強い動機がある。
多くの方が、地方ゆえの、学ぶ機会の少なさを理由にあげる。地方でもカルチャーセンターや自治体、放送局が主催する朗読教室はある。が、それらのいずれもほとんどが、私のいうところの「従来型」の朗読教室なのだ。
私がいう「従来型」というのは、昭和以降、とくに戦後のラジオやテレビなどのマスコミ媒体で職業的に活躍しはじめたアナウンサー、ナレーター、声優、放送作家、といった人たちが教師となっておこなっている朗読指導の場のことだ。もしくはその方たちに指導を受けた孫請けの指導者による教室のことだ。
これらの多くが実演者による「経験則」に基づいた指導が中心になっているのに対し、現代朗読協会では「コンテンポラリー」な「表現」についての、多ジャンルを横断的に参照しながらの、経験や伝統にのっとらない理論と実践によるゼロからの朗読表現をおこなっている。
従来型の、日本語発音がどうの、滑舌がどうの、美しくなめらかな発声がどうの、作品の内容を正しく伝えるための抑制された表現がどうの、といった指導内容に物足りなさや違和感を覚えている人が、現代朗読協会のホームページを読んでなにかビビッと来るものを感じ、遠路はるばるやってくるということらしい。
とくに地方でなくても、東京でも事情は似たようなものだと思うけれど。
現代朗読協会でやっていることは、一見、表面的には従来型の朗読とあまり変わらないように見えることがある。げんに多くの朗読指導者の方が、
「結局は私たちとおなじことをやっているんですね」
という感想を持たれる。とくに、コミュニケーションとしての表現をめざしていること、表現者とオーディエンスとの共感の場を作ることが目的であること、などを説明すると、表面的に「おなじことをやっている」というふうに受け取られることが多い。
実際にはまったく違う。出発点が違う。トラディショナルもしくはそれですらない「芸能」と、コンテンポラリー表現の違いなのだが、これはなかなか言葉で説明しつくすのは難しい。深く理解してもらうことも難しい。
だから私はこのように、毎日こつこつと、実演者はもとより、オーディエンスの側にもなんとか私たちが目指している「現代の」「いまの私たちのあるがままの共感としての」表現の場について理解してもらいたいと、しつこく言葉をつらねつづけているのである。
話がずれた。こんなことを書きたかったのではなかった。
地方はもとより、東京近辺においても、もし「現代朗読について知りたい、やってみたい」という人がいたら、どうぞ気軽に声をかけてほしい、ということだ。
先日の茨城の人も、何人か集まって勉強会をやっているという。そのなかで彼女がひとり代表となり、一日講座に現代朗読のエッセンスを学びにきたのだという。彼女が持ちかえったエッセンスはお仲間の皆さんにいくらかでも伝わっただろうか。もしそうだとしたらこんなにうれしいことはない。
それより、皆さんの集まりの場に私を気楽に呼んでくれればいいと思うのだ。茨城くらい近いものである。
茨城でなくても、北海道でも九州でも、あるいは練馬でも、私はどこへでもお邪魔する用意がある。ひとえに、現代朗読のエッセンスについて、なるべく誤解なく、深く理解していただき、だれもにその方法を応用して自由で生き生きした表現活動を明日からでもやっていただきたいからだ。
2010年4月21日水曜日
2010年3月29日月曜日
2010年3月23日火曜日
中野ピグノーズ「げろきょでないと」Vol.10 抜粋映像
中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第10弾が、2010年3月16日におこなわれました。
その全体像を、ごくかいつまんだ抜粋ではありますが、ご紹介します。
朗読は野々宮卯妙、山下櫻子、唐ひづる、照井数男。演奏はピアノ/キーボードのMIZUKI、ゲスト参加のベースの山野千春さん、バイオリンのmizuhoさん。口琴で照井数男も参加してます。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
また、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉に現代朗読協会が出展するブースでも、「祈る人」プロジェクトがおこなわれます。どなたでも参加いただけます。
その全体像を、ごくかいつまんだ抜粋ではありますが、ご紹介します。
朗読は野々宮卯妙、山下櫻子、唐ひづる、照井数男。演奏はピアノ/キーボードのMIZUKI、ゲスト参加のベースの山野千春さん、バイオリンのmizuhoさん。口琴で照井数男も参加してます。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
また、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉に現代朗読協会が出展するブースでも、「祈る人」プロジェクトがおこなわれます。どなたでも参加いただけます。
2010年3月20日土曜日
ワークショップ「現代朗読を体験しよう」つづき
現代朗読協会では毎月一回「現代朗読を体験しよう」という体験ワークショップを開催しています。現代朗読という朗読表現のあたらしい手法について、一般の方にも理解してもらうことがねらいです。
ご紹介する今回の体験ワークショップでは、夏目漱石の『坊っちゃん』の冒頭を使って、朗読表現のためにどのようにテキストを読みこんでいくのかを解説し、実際に読んでもらいましたが、その一部を紹介します。
次回の体験ワークショップは、4月3日と4日に代々木公園で開催される「春風~Spring Love~」というイベントでの現代朗読協会の出展ブースにておこないます。どなたも気楽にお越しください。
ご紹介する今回の体験ワークショップでは、夏目漱石の『坊っちゃん』の冒頭を使って、朗読表現のためにどのようにテキストを読みこんでいくのかを解説し、実際に読んでもらいましたが、その一部を紹介します。
次回の体験ワークショップは、4月3日と4日に代々木公園で開催される「春風~Spring Love~」というイベントでの現代朗読協会の出展ブースにておこないます。どなたも気楽にお越しください。
2010年3月19日金曜日
朗読:祈る人(げろきょでないとVol.10より)
中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第10弾が、2010年3月16日におこなわれました。
その模様の一部、水城雄作品「祈る人」です。朗読は山下櫻子と、下北バージョンの唐ひづる。演奏はピアノ/キーボードの水城、ゲスト参加のベースの山野千春さん、バイオリンのmizuhoさん。口琴で照井数男も参加してます。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
また、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉に現代朗読協会が出展するブースでも、「祈る人」プロジェクトがおこなわれます。どなたでも参加いただけます。
その模様の一部、水城雄作品「祈る人」です。朗読は山下櫻子と、下北バージョンの唐ひづる。演奏はピアノ/キーボードの水城、ゲスト参加のベースの山野千春さん、バイオリンのmizuhoさん。口琴で照井数男も参加してます。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
また、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉に現代朗読協会が出展するブースでも、「祈る人」プロジェクトがおこなわれます。どなたでも参加いただけます。
2010年3月17日水曜日
共同存在現象(げろきょでないとVol.10より)
中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第10弾が、2010年3月16日におこなわれました。
その模様を何回かに分けてお送りしています。初回は野々宮卯妙による水城雄作品「共同存在現象」です。演奏にはアコースティックピアノのほか、シンセサイザーとシーケンサーを使っています。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
「げろきょでないと」は毎月第一・第三火曜日の夜に開催されています。
その模様を何回かに分けてお送りしています。初回は野々宮卯妙による水城雄作品「共同存在現象」です。演奏にはアコースティックピアノのほか、シンセサイザーとシーケンサーを使っています。
次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年4月6日(火)の夜、開催されます。
「げろきょでないと」は毎月第一・第三火曜日の夜に開催されています。
2010年3月16日火曜日
ワークショップ「現代朗読を体験しよう」
現代朗読協会では毎月一回「現代朗読を体験しよう」という体験ワークショップを開催しています。現代朗読という朗読表現のあたらしい手法について、一般の方にも理解してもらうことがねらいです。
今回ご紹介するのは、早稲田大学の学生さんである村瀬くんに協力してもらって、朗読という表現行為の根本的なニーズについて実証的に考え、みずから気づいてもらうためのプラクティスのひとつの場面です。
朗読というのはなにを伝えるための表現行為なのか。
次回の体験ワークショップは、4月3日と4日に代々木公園で開催される「春風~Spring Love~」というイベントでの現代朗読協会の出展ブースにておこないます。どなたも気楽にお越しください。
今回ご紹介するのは、早稲田大学の学生さんである村瀬くんに協力してもらって、朗読という表現行為の根本的なニーズについて実証的に考え、みずから気づいてもらうためのプラクティスのひとつの場面です。
朗読というのはなにを伝えるための表現行為なのか。
次回の体験ワークショップは、4月3日と4日に代々木公園で開催される「春風~Spring Love~」というイベントでの現代朗読協会の出展ブースにておこないます。どなたも気楽にお越しください。
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