2009年12月30日水曜日

「とぼとぼと」作:水城雄/朗読:扇田拓也

 2009年12月27日に現代朗読協会「羽根木の家」でおこなわれたロードクパーティーのなかで、俳優/演出家の扇田拓也氏がおこなった朗読です。
 この日、扇田氏はたまたまお客さんとして来ていたにもかかわらず、急に引っ張り出されて、一度も読んだことのない水城の詩を、しかもiPhoneの画面で初見で読まされるという突発的な事態に遭遇。にもかかわらず、快く引き受けてすばらしいパフォーマンスを披露してくれました。


2009年12月29日火曜日

ゆる〜みんぐ発声から時間感覚の表現まで

 現代朗読協会でおこなわれている「朗読ゼミ」の一部を抜粋でお送りします。
 ゼミは通常の講座/ワークショップとは異なって、ゼミ生というメンバーシステムで成り立っています。ゼミでは「これをしなければならない」というものは一切なく、作品選定ややりたいことも自主的におこなわれます。また、朗読に関係のない日常の気づきの話など、毎回とてもなごやかな雰囲気でおこなっています。
 この抜粋では、「喉を開く発声と絞る発声」「ゆる~みんぐで身体本来の機能を取りもどす」「文章のなかに流れている時間の感覚を伝える方法」などについて、全員で検証してみました。
 ちなみに、「ゆる〜みんぐ」とは向井清二さんが講師でおこなわれている現代朗読協会の講座のひとつです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

げろきょでないと Vol.4(2009.12.16)その5

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第四弾が、2009年12月16日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を何回かに分けてお送りしてきましたが、最後の第五回は唐ひづるによる水城雄サウンドスケッチ作品「He Never Sleeps」です。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


2009年12月28日月曜日

げろきょでないと Vol.4(2009.12.16)その4

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第四弾が、2009年12月16日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を何回かに分けてお送りしています。第四回は野々宮卯妙と唐ひづるによる水城雄のサウンドスケッチ作品「祈る人」です。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


「っ」の検証、朗読という表現の自由

 現代朗読ベーシックコースの第二期が始まっています。その2回めから抜粋してお送りしています。今回がその最終回。
 日本語の発音・発声について、厳密に客観的、構造的に自分を観察することからスタートすることの重要性を、現代朗読ではいつも確認しています。今回は拗音「っ」について検証してみるとともに、朗読という表現の自由さについて話しました。

 次期第三期ベーシックコースは2010年3月4日からのスタートです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

2009年12月27日日曜日

げろきょでないと Vol.4(2009.12.16)その3

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第四弾が、2009年12月16日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を何回かに分けてお送りします。第三回は山下櫻子による森鴎外の「舞姫」からの抜粋です。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


ベーシックコースでの検証「鼻濁音」「連母音」ほか

 現代朗読ベーシックコースの第二期が始まっています。その2回めから抜粋してお送りしています。
 日本語の発音・発声について、厳密に客観的、構造的に自分を観察することからスタートすることの重要性を、現代朗読ではいつも確認しています。今回は鼻濁音、連母音の長音化のほか、朗読指導にあたっての態度などについて検証してみました。

 次期第三期ベーシックコースは2010年3月4日からのスタートです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

2009年12月26日土曜日

「さ行」と「か行」を厳密に検証してみる

 現代朗読ベーシックコースの第二期が始まっています。その2回めから抜粋してお送りしています。
 日本語の発音・発声について、厳密に客観的、構造的に自分を観察することからスタートすることの重要性を、現代朗読ではいつも確認しています。今回は「さ行」と「か行」に着目して、それを発音するときに自分がなにをしているかを観察してみました。

 次期第三期ベーシックコースは2010年3月4日からのスタートです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

2009年12月25日金曜日

げろきょでないと Vol.4(2009.12.16)その2

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第四弾が、2009年12月16日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を何回かに分けてお送りします。第二回は野々宮卯妙による水城雄サウンドスケッチ作品「あめのうみ」のセッションです。バイオリンのmizuhoさんが参加してくれました。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


朗読者が自分自身を客観的・構造的に観察することの重要性

 現代朗読ベーシックコースの第二期が始まっています。その2回めから抜粋してお送りしています。
 日本語の発音・発声について、厳密に客観的、構造的に自分を観察することからスタートすることの重要性を、現代朗読ではいつも確認します。無意識にやってしまう自分の癖の客観的把握も大切です。

 時期ベーシックコースは2010年3月4日からのスタートです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

2009年12月24日木曜日

ベーシックコース第二期2回めから抜粋

 現代朗読ベーシックコースの第二期が始まっています。その2回めから抜粋してお送りしますが、途中参加の方が何人かいらしたため、自己紹介から始まっています。Skypeでの参加の方も2名いらっしゃいました。
 自己紹介、気づき報告、今年の三大ニュースなど、いつものなごやかな話から、朗読表現に必要な三大要素の確認をしました。

 時期ベーシックコースは2010年3月4日からのスタートです。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

げろきょでないと Vol.4(2009.12.16)その1

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第四弾が、2009年12月16日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を何回かに分けてお送りします。初回は照井数男による宮澤賢治「蜘蛛となめくじと狸」からの抜粋と、野々宮卯妙による水城雄サウンドスケッチ作品の同時朗読(ツインロードク)セッションです。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


2009年12月23日水曜日

現代朗読は「みんなのロードク」

 特定非営利活動(NPO)法人現代朗読協会、だの、現代朗読(Contemporary Reading Act)、だの、とてもかたい文字列が並んでしまっていますが、じつはとても気軽な表現方法なのです。
 以下のような特徴があります。

・年齢/性別/職業/身体的能力の優劣や障碍の有無など、いっさいを問いません。だれにでもすぐに始められます。
・とてもとっつきやすい方法ですが、同時にとても奥が深い表現でもあります。
・現代朗読をはじめた人はみんな気持ちが楽になり、笑顔が増えます。
・日常がこれまでとは違った顔を持つようになります。
・気持ちもからだも若返ります。目が輝きます。
・友だちが増えます。
・その他たくさん。

 このような特徴を実現するための方法は、漠然と成立しているわけではありません。私たちは朗読に「演出」という手法を持ちこみ、朗読をコンテンポラリー表現という観点から見直してみました。
 これまで「朗読」という表現にかぶせられていた特定のイメージを払拭し、その練習法もゼロから見直し、私たち独自のあたらしい方法を見つけたのです。またその方法は、いまでも日々更新されています。
「あたらしい」といっても、まったくなにもないところから生まれたものではありません。現代朗読に持ちこまれた方法は、他のコンテンポラリーな表現分野では普通におこなわれ、考えられているものです。ただ、現代アート、現代音楽、コンテンポラリーダンスといった分野は、そもそも、一般的にはあまりなじみのないものです。そして、これまでの朗読講座などではまず見かけることのないものでした。

 私たちCREA(現代朗読協会)演出部は、少しでも現代朗読について多くの人に知ってもらい、気軽に参加していただけるように、ここで実際におこなわれていることや考えられていることを積極的に発信していこうと思いました。
 このBLOGの記事を通していくらかでも現代朗読に興味を持っていただき、できれば私たちの活動のお仲間になってもらえるなら、こんなうれしいことはありません。
 最後にひとことだけ。
「現代朗読は本に書かれていることを人に伝えるのではなく、本を読むことによって自分自身を表現する方法です」

中野Pignose「げろきょでないと Vol.3(2009.12.2)」抜粋

 中野のライブスペース〈Pignose〉で「げろきょ」こと現代朗読協会のメンバーがおこなうロードクセッションのシリーズ「げろきょでないと」の第三弾が、2009年12月2日におこなわれました。
 現代朗読協会は従来の朗読を越えた、音楽ライブに近い音声表現「ロードクセッション」を追求しています。ご覧のとおり、音楽とロードクが一体化した即興性の高いセッションです。
 その模様を、かいつまんで抜粋映像にしてあります。雰囲気はおわかりいただけるかと思います。

 なお、次回「げろきょでないと」は、同じく中野Pignose にて2010年1月5日(火)の夜、開催されます。
 以後、毎月第一・第三火曜日の夜の開催予定です。


2009年12月22日火曜日

ライブ経験、無意識の癖をやめること、聴き手の間合い

 入門クラスからの抜粋シリーズ、今回の分の最後です。
 毎回、最初に mindfullness の考え方にもとづき「気づき報告」を交換していますが、今回は途中におこないました。先日のライブでの気づき。
 また、今期入門クラスは夏目漱石の「夢十夜・第八夜」を題材テキストとしています。実際に冒頭部分を読みながら、細かな気づきの指摘などをおこなっています。

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2009年12月19日土曜日

入門クラスで日本のもの売りの音階を検証する

 現代朗読の方法は、あらゆる原則をゼロから見直し、その原理を理解することで、各自がそれぞれ自分に合った方法を見つけ、選択肢の幅を広げることを目指します。
 日本語発音規則のひとつである標準イントネーションも、その検証対象のひとつです。関西出身で標準イントネーションの習得に苦労している豊津加奈子さんが、今回は夏目漱石の「夢十夜・第八夜」を題材テキストとして挑戦。入門クラスの参加者全員が検証の確認をおこないました。
 その続編です。
 日本の「もの売り」の音階についても調べてみました。

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2009年12月18日金曜日

入門クラスにて日本語イントネーションの検証

 現代朗読の方法は、あらゆる原則をゼロから見直し、その原理を理解することで、各自がそれぞれ自分に合った方法を見つけ、選択肢の幅を広げることを目指します。
 日本語発音規則のひとつである標準イントネーションも、その検証対象のひとつです。関西出身で標準イントネーションの習得に苦労している豊津加奈子さんが、今回は夏目漱石の「夢十夜・第八夜」を題材テキストとして挑戦。入門クラスの参加者全員が検証の確認をおこないました。
 現代朗読のアプローチのほんの一端を知っていただければと思い、その様子を何回かに分けてお送りします。

 ケロログ「RadioU」で配信中。